今日は娘の誕生日。14歳になった。
毎年朝早くプレゼントをもらいたがる娘のために、息子ともども6時起き(笑)
リクエストのTシャツと、ヘアオイル、お米パックが今年のプレゼント。
喜んでくれたー☆
晩ごはんはリクエストにお応えして手作り餃子を作った。
ケーキも食べた。
喜んでくれたー☆
娘はなんならおなかにいるときから、落ち着いていて手のかからない子だった。
なんでも真面目に取り組むし、求められていることはちゃんとわかる。
とにかく周りがよく見えていて、そして、本当は人一倍繊細なのだった。
娘が小学校4年生のとき、息子が高校に行けなくなった。
娘が小学校6年生のとき、夫が休職した。
娘はただの一度も、「どうして?」と聞かなかった。
ただ、兄に、父に、そっと寄り添っていた。
そして誰よりも、私に、寄り添い、助けてくれたのだった。
小学校の卒業式の日、私は娘の前に正座して、心からお礼を言った。
娘はボロボロと涙をこぼした。
「母ちゃんが壊れたらどうしようって、ずっと思ってた」
娘はそういう子なのだ。やさしくて、だけど誰よりも繊細で。
そんな娘にとって、今年の誕生日は、父ちゃんがいない初めての誕生日だった。
夫からは朝早くに動画が送られてきたらしい。自分がしゃべってる動画と、聴かせたい歌の動画。
ごはんもケーキも終わった後に、何とも言えない顔で、一人で夫からの動画を見ていた。
今日は、うれしかったけどさみしくて、きっと、悲しい気持ちの誕生日だったと思う。
でも、娘はそんなことは言わなかった。
今日はありがとー。とにっこりして、部屋へ行った。
娘がどういう気持ちだったか、本当のところはわからない。
昔の私だったら。
一人で背負わなくていい、母ちゃんには本当の気持ちを言っていいんだよ、とか、言っていたと思う。
本当は自分が知りたいだけなのに。
娘には娘の気持ちがあり、世界がある。
それは私の世界じゃない。
いつだって、見てるけど。ずっと見てるけど。
心配でも、世界に土足で入り込むんじゃなくて、娘がしてくれたようにただ、寄り添っていよう。
ほんの少し、切ないけどね。
あらためてそんなことを思った、娘14歳の誕生日。
娘の母親になれて、私は本当に幸せだ。
これから、もっともっと幸せになろうねー☆