春はあっという間にすぎて、もはや初夏。
パグが毛布から出て伸びて寝る季節になってきた。
ところで今日は、また元夫に会って書類をいろいろと書いてもらう約束になっていた。
早朝に、「サンドイッチ作ったから食べて帰ってほしい」とラインがきていた。
元夫が私のために料理をするなんてほんとめっちゃ久しぶり。そんなうれしくもないけど食べてやってもいい、みたいなクールな気持ちではあるんだけども。
で、準備を終えて出かけようとしたとき、娘の目が潤んでいた。
そのちょっと前からなぜかダイニングの床に寝転がってスマホを見ては、なんかいらいらする(怒)とつぶやいたりして様子がおかしかったのだ。
涙を浮かべる娘を見て初めて、
父ちゃんに会いに行くのがいやなんだと気づいた。おそい?ごめん(涙)
いや、どころかだいぶ不安定になっていて、涙は出るし頭や胃のあたりも痛むのだと。
昨夜父ちゃんが母ちゃんを殺すという超物騒な夢を見たことも関係していたらしいのだけど、娘と息子にとって父ちゃんは、浮気を告白してから家を出るまでのおよそ3か月の間に、「人間ではないもの」になってしまったらしいのだった。
自分のことしか考えず、平気で人を傷つける。それなのに、自分が一番傷ついているとばかりに振る舞う。母ちゃんにひどいことをひどい顔で言う。
私は子供たちよりも彼の身勝手な部分を知っていたけれど、子供たちにとっては想像をはるかに超えていたようで、それは相当な衝撃だった。
父ちゃんに会う、というと、殴られるんじゃないかとか本気で心配になるらしい。
(ちなみに精神的にはDVチックだったかもしれないけれど、手をあげられたことは一度もありません)
せっかくサンドイッチまで作ったのにお気の毒だったけど(棒)、今日は行かないことにしたら頭痛も胃の痛みもすーっとひいたようで、娘がどれほど不安だったのか、よくわかった。
ああ・・・・・と、反省した。
来週から仕事も始まるし、平日が使えなくなることもそうだけど、いろんなことを終わらせてから仕事を始めたいという思いで頭がいっぱいで、娘や息子の気持ちまで考えてなかった。
書類仕事は面倒くさくて嫌いなので、やり始めるまでにけっこうよいしょっと時間がかかることもあり、勢いのあるうちにバーーッと済ませたかったんだ。
娘は人一倍繊細なのだ。そしてまだ、心は生傷でヒリッヒリなのだ。
生傷にかさぶたができるまでまだ、かなり長い時間がかかるだろうことを、私は忘れてはいけない。
私自身が新しい世界に踏み出すことで頭がいっぱいになりがちなんだけど、娘の心は絶対に置いてきぼりにしちゃだめなんだってことを、思い出させてもらえた。
母ちゃん、心のキャパを大きくしたい。
娘と息子と笑って暮らせるように。
がんばろ。